これからセブ島留学、またフィリピン留学を考える人の中には、
「セブ島の交通手段は何があるの?」
「日本人も安心して利用できるの?」
と乗り物について心配されている方もいると思います。
セブ島は日本に比べて、移動の際の交通手段はさまざまです。
またローカルの人たちが頻繁に利用する乗り物や、外国人でも利用しやすい乗り物など予め知っておいた方が良いことが沢山あります。
そこで今回は、フィリピン・セブ島留学で利用できる乗り物、またその利用方法について詳しくご紹介します。
セブ島にある交通手段・乗り物10選
フィリピン・セブ島留学では、日本にない乗り物で目的地まで移動できるのも1つの魅力です。ここではセブ島で利用できる乗り物10選をご紹介いたします。
1.白タクシー
白タクシーは、セブ島で最も見かける一般的なタクシーです。空港、観光地、セブの主要都市などどこでも走っています。
車体は白く、屋根には「TAXI」の文字がかかれているので一目でわかります。セブ島において白タクシーはとても便利な交通手段です。留学生であれば必ず一度は利用することになるでしょう。
運賃目安 | 料金はメーター制で初乗りが40ペソ(100円)〜 |
安全性指数 | |
安全性についての コメント | 白タクシーの中には必ずメーターがついている為料金の交渉をする必要がないのですが、中にはメーターを動かさないぼったくりの運転手もいます。 そのため乗車した際に必ずメーターが動いているか確認しましょう。 |
白タクシー|おすすめな使用シーン
ショッピングモールやレストランの敷地内にはタクシー乗り場があることが多いです。
そこには必ずと言っていいほど、白タクシーが停車していますので、友だちや家族などと乗り合わせて利用するのが良いでしょう。
白タクシーは3~4人乗りなので、複数人で利用すれば1人当たりの金額も安く抑えることができます。
2.Grabタクシー
Grabタクシーとはスマートフォンで呼べるタクシーのことです。
低価格で安全性の高いことから留学生または観光客から人気があります。
セブ島でGrabタクシーを使えば「英語で行き先を伝えられない」「タクシーのぼったくりが怖い」などの不安を解消することができます。
運賃目安 | Drop offポイントをアプリ上で指定すると金額が先に知れる(白タクシーの約1.2倍の金額) |
安全性指数 | |
安全性についての コメント | ・アプリ上でドライバー個人の情報が確認できる ・目的地についた際にドライバーを5段階で評価する仕組みがあるので、サービスの質が高い。 以上の理由から安全性が高いと言えます。 |
Grabタクシー|おすすめな使用シーン
空港/観光地から目的地への移動がおすすめです。
空港や観光地には必ずと言っていいほど、ぼったくりの運転手が存在します。
彼らとのトラブルを回避するためにもGrabタクシーを利用して空港から目的地まで移動することをおすすめします。
また夜飲み歩いて滞在先に帰るときにもおすすめです。
3.大型バス(My bus)
2015年より始まった大型バス(My bus)40〜70人乗りの大型バスです。
セブ島の主要都市や観光地を結ぶため、さまざまなルートで利用が可能です。そのぶん利用者も多く、土日または平日の通勤時間など特定の時間に混雑していることが多いです。
My busはプリペイドカードと現金での支払いが可能です。
運賃目安 | 10ペソ(25円)から利用も可能。SM CEBUからマクタン空港までが50ペソ(125円) |
安全性指数 | |
安全性についての コメント | 乗車ルートも定められている為、安心して利用できます。またMy busを乗り降りする停車場にはセキュリティーガードがいることが多いので、困った際には運転手またはセキュリティーガードに尋ねましょう。 |
大型バス(My bus)|おすすめな使用シーン
タリサイ(Talisay)やコンソラシオン(Consolacion)などの遠方へ行くためのルートもある為、遠出する際に利用することもできます。
私は以前にタリサイ(Talisay)方面にあるAnjo Worldという遊園地にこのバスで行きましたが、クーラーも効いていてとても快適でした。
4.小型白バス
セブ市内を拠点に走るバスで近距離の移動によく利用されています。
IT Parkにあるバスターミナルではこの小型白バス(通称モダンジプニー)を目にします。
ジプニーに近い利用の仕方ができるので、道でこの小型白バスを見つけた際に手を上げると停まってくれます。
運賃目安 | 初乗りは14ペソ(35円)移動距離に応じて料金が加算されていく |
安全性指数 | |
安全性についての コメント | 運転手とは別に、運賃を管理する乗合員がいることが多く、彼らに行き先を伝えるとスムーズに金銭のやり取りをしてくれます。また小型ながら室内はスペースが広くクーラーも効いているため安全に利用できます。 |
小型白バス|おすすめな使用シーン
セブ島市内を行き来する際に利用することをお勧めします。
特にアヤラセンター・SMモールなど主要なショッピングモールのルートなどはバスの運行本数も多いためとても便利です。
ちなみに車体のサイドには行き先を大きく文字で印してくれているので、留学生でも簡単に利用できます。
5.ジプニー
フィリピンの庶民の足として知られる有名な乗り合いバスです。戦時中にアメリカ軍が使用していたジープを改造して作ったのが始まりとされています。ジプニーはカラフルな外装に、フィリピンらしいイラストやメッセージが書かれているのが特徴です。
運賃目安 | 初乗りは12ペソ(30円)とBeepと比べても安い |
安全性指数 | |
安全性についての コメント | ジプニーは、フィリピンの独特な文化が体験できるため一度は乗ってほしい乗り物ですが、ローカルの人々が利用することもありスリやひったくりなどの犯罪に注意が必要です。 自分の荷物には気を付けましょう。 |
ジプニー|おすすめな使用シーン
行き先がわかりずらいジプニーは留学生が利用することは少し難しいかと思います。現地フィリピンの友人に「ジプニーに乗ってみたい」とお願いをするのがベストでしょう。
ジプニーは手を上げれば停留所でなくても停まってくれます。またそれぞれの車体は決まった区間の行き来を繰り返しています。
セブ島留学に馴れてきたころに通学手段などで一度使うのも思い出になって良いかもしれません。
6.トライシクル
バイクの隣に人を乗せる荷台(サイドカー)をつけた乗り物がトライシクルと言われています。
ここセブ島では主にマクタン島やオスロブなどの観光地で多く見ることができます。
こちらもジプニーのように庶民の足として人気が高いです。
運賃目安 | 初乗りは20ペソ(50円)〜30ペソ(75円)が目安 |
安全性指数 | |
安全性についての コメント | トライシクルは安全面ではとても不安な要素が多いです。 ・ドライバーが英語が通じないことが多いので意思疎通が難しい。 ・細かいお金を持参しないとお釣りがないと言われてしまう。 ・トライシクルは雨風に弱いのと、補装されていない道路などでの揺れや衝撃が強い |
トライシクル|おすすめな使用シーン
タクシーを利用するのはもったいない短い距離での移動に適しています。
マクタン島ではタクシーよりこのトライシクルがよく利用されており、ビーチなどの移動に活躍しています。
荷台(サイドカー)には4人座ることができますが、体格の大きな男性だと2人が限界だと思います。
7.バイクタクシー
2人~3人乗りの二輪バイクタクシーのことで、セブ島内であればどこでも見ることができます。バイクタクシーは「安い・危ない・早い」ことで知られています。
しかし、交通渋滞の多いセブ島ではとても効率が良い乗り物で、現在セブ島に住んでいる私は渋滞の時にこのバイクタクシーをよく利用しています。
運賃目安 | 3km内の移動であれば40ペソ(100円)~60ペソ(150円) |
安全性指数 | |
安全性についての コメント | やはりバイクということもあって、安全性はありません。バイクタクシーは特に事故を起こすリスクが高いので、利用する際にドライバーに「safety dirving please」と声をかけたほうが良いでしょう。 |
バイクタクシー|おすすめな使用シーン(*非推奨)
繰り返しになりますが、交通渋滞などの際に適しておりタクシーや他の乗り物より早く目的地に着くことができます。
またバイクタクシーを使う場合は馴染みのある道や場所に限った方がいいです。
ドライバーによっては道を把握していないので目的地にたどり着かないこともあります。
8.Angkas
Angkasは2017年にできたバイクタクシーアプリです。
セブ島やマニラ、ダバオなどフィリピン全土で利用できます。Angkasは現在、フィリピンで最も人気のあるバイクタクシーアプリで、2023年に利用者1,000万人を達成しています。
なので、ここセブ島でも多くの人が利用しています。
同様のサービスとして、「Maxim」も規模を拡大しています。
運賃目安 | Drop offポイントをアプリ上で指定すると金額が事前に分かる仕組み |
安全性指数 | |
安全性についての コメント | アプリ上に料金が表示されるためドライバーとの交渉が不要。 ドライバーはヘルメットの用意を徹底しており、万が一事故をした際の保険の完備している点は安心。 |
Angkas|おすすめな使用シーン
セブ島市内からマクタン島まで幅広い距離で利用することをお勧めします。
アプリ上にはMapが搭載されているため想定されるルートも事前に確認できます。
現地在住の私は、バイクタクシーが捕まらない時や目的地が説明しづらい時にこのAngkasをよく利用しています。
9. Trisikad
自転車の隣に人を乗せる荷台(サイドカー)をつけた乗り物がtrisikadと言われています。
セブ島のローカルの人々は通勤や通学の時に短距離移動用として、このtrisikadを利用します。
運賃目安 | 初乗りは5ペソ(12円)〜 |
安全性指数 | |
安全性についての コメント | 荷台(サイドカー)がとても簡易的になっているため安全性は低いですが、trisikadはスピードのでる乗り物でないため運転中は心地よく寛げます。 |
Trisikad|おすすめな使用シーン
ショッピングで荷物が増え、タクシーを利用するまでではない距離の時にこのtrisikadはおすすめです。
Trisikadは大通り沿いにはいることがなく、細めの道で走っていることが大半です。
一番ローカルを感じられるため、経験として乗ってみるくらいで考えるといいでしょう。
10. Tartanilla・カレッサ(馬車)
観光地での送迎または観光スポットを回る際に使われている馬車をフィリピンではtartanilla・カレッサと呼んでおり、4人〜6人で乗車することができます。
ここセブ島でもコロンエリアにあるQueens Pharmacyの近くでtartanilla・カレッサに乗ることができます。
運賃目安 | 1時間150ペソ(375円)〜 |
安全性指数 | |
安全性についての コメント | ローカルの人でも利用しやすい価格なのですが、観光客向けの料金をふっかけてくることがよくあるので、交渉の際に注意が必要です。 |
Tartanilla・カレッサ(馬車)|おすすめな使用シーン
座高が高いため見晴らしが良いので街を優雅に観光したい方におすすめです。
サントニーニョ教会やマゼランクロス付近でもtartanilla・カレッサを利用して訪れることができます。
交通手段に関するトラブル回避のコツ
セブ島留学で乗り物のトラブルは留学中に1度や2度ではなくよくあることです。
ここでは交通手段に関してトラブルを回避するための重要なコツについてご紹介いたします。
◎料金相場を知ってから乗車する
料金相場を知らずに乗車すると、思わぬ高額請求を受ける可能性があります。
なので、白タクシーの初乗りは40ペソ(100円)ジプニーの初乗りは12ペソ(30円)などそれぞれの乗り物の料金相場を予め知っておいて利用することで金銭的なトラブルを防ぐことができます。
◎細かい現金を持参して乗車する
フィリピンの通貨は10ペソ(25円)・20ペソ(50円)・50ペソ(125円)・100ペソ(250円)・200ペソ(500円)の紙幣があります。
特に細かい10ペソ・20ペソの紙幣は、重宝します。ドライバーは釣り銭を用意してないことが多いため、予め持参することでトラブルを回避することができます。
◎なるべく一人では乗らない
トラブルを回避するためにもなるべくタクシーやバイク、バスに1人で乗らないようにしましょう。
特に安全に利用するために夜に乗るのは避けた方がよいでしょう。万が一1人で乗る場合には友人や家族に予め行き先や目的地などを伝えておきましょう。
◎タクシーならメーターの稼働を確認する
セブ島のタクシーは一般的にはメーターを使用します。
しかし白タクシーの部分でご紹介した通り、中にはメーターを使わずにぼったくりを行うドライバーもいます。
なのでタクシーに乗った際には必ずメーターが稼働していることを確認してください。
メーターが稼働していることを確認するステップは以下の通りです。
- タクシーに乗り、運転手に行き先を伝える。
- 運転手がメーターを起動したか確認する
- メーターの表示が正しいか確認する(白タクシーの初乗りは40ペソ(100円)です。)
◎酒気帯びならGrabが安心
セブ島で飲酒をした際にはGrabタクシーを利用するようにしましょう。
Grabタクシーのアプリではスリや盗難あるいは料金のぼったくりなどの危険を避けることができます。
お酒を呑み酔うと冷静な判断ができないので、運転手の顔や登録情報を確認できるGrabタクシーで安全なドライバーと移動しましょう。
まとめ|セブ島の交通手段・乗り物
ここまで、セブ島で利用できる乗り物やトラブル回避のコツについて詳しく解説してきました。
セブ島では何かと安全面に心配の出る乗り物が多いので、語学学校の生徒同士や先生などと意見交換をするようにしましょう。
またセブ島では日本の様に道路が整備されていないために渋滞に巻き込まれることが日常茶飯事です。なので各場面で道路事情に適した乗り物を利用することをお勧めします。
自分の目的や予算に合わせて快適な乗り物を選び、セブ島留学を充実させるように心がけてください。
本内容の執筆・監修者
執筆者 | Hiroto |
監修元 | セブ島留学バディー |
略歴 | セブ島で3ヶ月間の留学を経験。 現在はセブ島現地の企業に就職し、 セブ島留学の経験をもとに現地に関する生の情報発信をしています。 |
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