- フィリピンのバギオ留学にかかる費用の詳細を知りたい
- バギオ留学が安いと聞いたけど本当?どのくらい安いの?
- バギオ留学の費用を抑えるコツも教えて!
これらはバギオ留学を検討し始めてた方からよく頂く質問です。学校数はセブほど多くないものの、フィリピン留学発祥の地として知られるバギオは費用についてもコストパフォーマンスよく留学できることから、近年人気が再浮上しています。
記事を書いている筆者(田平)はフィリピンの語学学校の日本人マネージャーとして勤務をしていました。
現在は現地スタッフ時代の経験を活かし、留学カウンセラーとしてバギオ留学を検討中の方々向けに留学プランニングの作成をお手伝いさせて頂いています。
そこで今回は、バギオ留学を検討している方に向けて以下の内容を解説していきます。
本記事の内容
- バギオ留学にかかる期間別の総費用
- 費用の内訳詳細
- バギオと他エリアとの留学費用の比較
- バギオ留学で費用を抑えるコツ
- 学校選びのポイントとバギオのおすすめ人気校
最後までお読みいただくことで、「バギオ留学の費用の全て」が分かり、予算内で留学できそうかを判断頂けます。
バギオ留学のメリット・デメリットについては以下の記事も参考にしてください。
バギオ留学にかかる期間別の総費用
まずはバギオ留学でかかる費用の総額を下表にまとめます。1週間〜24週間にわたり詳細を掲載しています。
留学期間 | 総費用 |
---|
1週間 | 約150,360円 |
2週間 | 約207,960円 |
4週間(1ヶ月) | 約294,400円 |
8週間(2ヶ月) | 約539,800円 |
12週間(3ヶ月) | 約799,200円 |
16週間(4ヶ月) | 約1,042,600円 |
20週間(5ヶ月) | 約1,286,000円 |
24週間(6ヶ月) | 約1,534,400円 |
※航空券・保険代以外の全てを含む総額費用
航空券は取得タイミングにより費用の差が大きいため含んでおりません。航空券は目安として4〜6万円と想定しておくといいでしょう。
保険代は比較的安価なプランで1週間あたり5,000円程度でみておくといいでしょう。
バギオ留学にかかる費用の内訳詳細
総費用を構成する各費用の内訳はどうなっているのでしょうか?
下表はバギオの中でもやや安め〜平均的な価格で留学を提供されているJICメインキャンパスの費用を参考にシミュレーションしています。
また授業料は最もスタンダードな一般英会話コース / 宿泊代は4人部屋を例にしています。
留学期間 | 入学金 | 授業料 | 宿泊代 (滞在寮費) | 現地精算費用 (Local fee) | 合計費用 |
---|
1週間 | 14,000円 | 53,760円 | 33,600円 | 約49,000円 | 約150,360円 |
2週間 | 87,360円 | 54,600円 | 約52,000円 | 約207,960円 |
4週間(1ヶ月) | 134,400円 | 84,000円 | 約62,000円 | 約294,400円 |
8週間(2ヶ月) | 268,800円 | 168,000円 | 約89,000円 | 約539,800円 |
12週間(3ヶ月) | 403,200円 | 252,000円 | 約130,000円 | 約799,200円 |
16週間(4ヶ月) | 537,600円 | 336,000円 | 約155,000円 | 約1,042,600円 |
20週間(5ヶ月) | 672,000円 | 420,000円 | 約180,000円 | 約1,286,000円 |
24週間(6ヶ月) | 806,400円 | 504,000円 | 約210,000円 | 約1,534,400円 |
※航空券・保険代以外の全てを含む総額費用
入学金は留学期間と問わずに一律かかる費用で、授業料は期間により変動します。また宿泊代は1日3回の食事がついた金額です。(土日は2食のみの学校もあり)
また現地精算費用は、以下の補足文を確認してください↓
現地精算費用(Local fee)は、フィリピン現地の語学学校に入学後の初日に学校へ直接支払う必要がある費用です。
内訳としては、SSPと呼ばれる就学許可証やビザの延長費用・管理費・寮のデポジット・電気水道などの光熱費、空港送迎費・テキスト代などがあります。
詳細は、フィリピン現地で学校に直接支払いが必要になる費用を参考ください。
バギオ留学は安い!他エリアとの費用比較
バギオ留学は例えば、セブ島・マクタン島・クラークと比較して留学費用が安い傾向にあります。
学校により値段設定は様々のため、一概に言い切ることはできませんが、バギオの物価や土地代・人件費などの影響もあり、同じ留学費用で見積もり計算をすると安くなることが多いです。
留学期間が4〜16週間の場合、実際どの程度の差があるのか?について、多くの学校が集中するセブの平均的な価格帯の学校と比較してみます。
留学期間 | バギオ留学の総額 | セブ留学の総額 | 差額 |
---|
4週間(1ヶ月) | 約294,400円 | 約320,000円 | -約26,000円 |
8週間(2ヶ月) | 約539,800円 | 約589,000円 | -約50,000円 |
12週間(3ヶ月) | 約799,200円 | 約877,000円 | -約78,000円 |
16週間(4ヶ月) | 約1,042,600円 | 約1,152,000円 | -約110,000円 |
※航空券・保険代以外の全てを含む総額費用
留学期間が長い程、差額は大きくなり、4ヶ月以上の場合11万円も安くなります。
これはセブの方がバギオよりも物価が高く、土地代、管理代などの費用も高い傾向にあるのが要因です。またバギオは避暑地ということもあり、冷房を使うことがありません。
そのため、セブでは支払う必要のある電気代(エアコン代)は不要になり、総じてバギオ留学の方が安く済むことが多いというわけです。
注1)学校により、上記よりも差額が大きくなる場合も御座います
注2)学校や選択するコースの条件により、セブと同等あるいはセブの方が安くなることもあります
バギオ留学で費用を抑える5つの方法
ここまでの内容でバギオ留学は平均して安めに留学できることが分かりました。更にコストパフォーマンスよく、費用を抑える方法を5つに厳選してお伝えしていきます。
- 複数人部屋で申し込む
- 固定レート制の学校・日本円建ての学校を選ぶ
- キャンペーンが多い閑散期に留学する
- 長期留学の割引特典を活用する
- 航空券代を節約する
1.複数人部屋で申し込む
バギオ留学で費用を押させる1つ目のポイントは「複数人部屋で申し込む」ことです。バギオの学校には1人部屋・2人部屋・3人部屋・4人部屋のようにいくつかの部屋タイプがあります。
最も高いのは1人部屋です。4人部屋などの複数人部屋を選ぶことで費用を安くすることができます。
中には6人部屋という大部屋を用意している学校もあるため、費用を下げたい人は検討しましょう。
2.固定レート制の学校・日本円建ての学校を選ぶ
フィリピンの語学学校では料金設定がUSD(アメリカドル)であるケースが多いです。このUSDの金額を為替計算して皆さんに請求させて頂くのですが、そこで発生するのが「円安」という問題です。
1USD=120円などの円高であればお得なのですが、2025年1月現在は1USD=157円程度と、かなりの円安傾向となるので、費用が割高になります。
しかし、一部の学校では1USD=140円など、固定レートで計算ができる学校があったり、そもそもの料金設定が日本円となり為替の影響を受けないような学校もあります。
安さを重視される場合は、このような学校も選んでいきましょう。
3.キャンペーンが多い閑散期に留学する
フィリピン留学・バギオ留学には繁忙期(7〜9月 / 1〜3月)と閑散期(4〜6月 / 10〜12月)があります。
閑散期は学校の最大キャパシティに対して生徒数が少なめのシーズンとなるため、多くの学校で割引などのキャンペーンを発表することがあり、これによって通常よりも安くお得に留学をすることができます。
留学時期のスケジュールを上手く調整できる人は、このような方法で費用を抑えていきましょう。
4.長期留学の割引特典を活用する
バギオの語学学校の中には、長期間の留学をする方を対象として通年で割引特典を用意しているケースがあります。
長期留学の定義としては、3ヶ月以上あるいは4ヶ月以上の留学です。
例えば、3ヶ月の留学で1万円割引・4ヶ月の留学で2万円割引などのような特典です。
興味のある語学学校が見つかったら、長期留学の割引があるかを積極的に留学エージェントの担当者などに聞くようにしましょう。
5.航空券代を節約する
往復の航空券代は、選ぶ航空会社・購入の時期などにより大きく費用が変わります。
大原則は、早く買うということです。特に夏休みシーズンや年末年始、春休みシーズンなどは値段が高くなる傾向にあるため、この時期に留学を予定している人は、お早めのチケット購入がおすすめです。
また近年ではLCC(格安航空会社)の利用も一般的になりました。代表的なLCCはセブパシフィック航空・エアアジア・Zipair・Jetstarなどがあります。
遅延などの保証については通常の航空会社(ANAやフィリピン航空、ユナイテッド航空など)には劣りますが、なるべく費用を抑えたバギオ留学をしたい場合は積極的にLCCの利用を検討しましょう。
バギオ留学【学校選びのポイント】
バギオ留学の学校選びのポイントを解説します。以下の4つの視点を自分なりに考えていくことで、留学エージェントからよりいい学校紹介とプランの提案をもらうことができます。
- スパルタ校かセミスパルタ校かを選ぶ
- 学びたい内容・学習目標を決める
- 学校の規模・国際比率で選ぶ
- 留学費用の安さ選ぶ
1.スパルタ校かセミスパルタ校かを選ぶ
フィリピン留学・バギオ留学では、学校の区分をスパルタ・セミスパルタで区切ることがあります。
スパルタはその名の通り厳しい環境が特徴で平日の外出が禁止されていたり、単語テストや自習が必須になっていたりします。
一方でセミスパルタは平日の外出はOKですが、門外が設けられているケースやEOP(English Only Policy)と呼ばれる母国語の利用禁止などのルールがあります。
スパルタとセミスパルタのどちらの環境で学んでいきたいか?で学校選びが大きく変わってきます。
2.学びたい内容・学習目標を決める
バギオ留学を通じてどんな英語を学んでいきたいか・学習目標を定めることも学校選びに影響します。
例えば、以下のような視点を考えておくといいでしょう。
- 一般基礎英語を強化したいのか
- 試験対策(TOEICやIELTS、TOEFL)をしたいのか
- ビジネス英語を学びたいのか
- ワーホリ前にスピーキング力を伸ばしたいのか
よく分からず、まだ学びたい内容や目標が漠然としている方は、留学エージェントに今の考えをざっくりとでも構わないので伝えてみましょう。
今の英語力から逆算をして一緒に目標を定めてくれる場合もあります。
3.学校の規模・国際比率で選ぶ
バギオには大中小、様々な規模感の学校があります。人がたくさん集まる賑やかな雰囲気を好むか、アットホームさや落ち着いた雰囲気が好きかなどによって学校選びが変わってきます。
また国際比率も学校によって異なります。人気校ほど、日本人比率が高くなる傾向は否めませんが、多くの学校が最大の日本人比率を定めており、半数以上は超えないようになっています。
どの程度日本人がなるべくいない環境を重視するかを決めて学校選びを進めましょう。
4.留学費用の安さ選ぶ
本記事のテーマでもある留学費用の安さでバギオの語学学校を決めるという方法です。
バギオ内の学校であれば各校とも大きな差はないものの、安さが魅力的な学校も存在します。
予め限界となる予算を決めて学校や期間・コースを選んでいくのもいいでしょう。前述で解説した「バギオ留学で費用を抑える5つの方法」も合わせて参考にしてください。
セブ島留学バディーでは安くて実績豊富なおすすめ校をお客様のご希望に合わせて提案しています。費用を重視されたい方はお気軽にお問合せください。
バギオ留学の人気おすすめ校3選
バギオ留学で人気がある実績も豊富なおすすめ校を3校厳選してお伝えしていきます。「この学校を選べば失敗しないバギオでの留学先が見つかる!」そんなスクールになります。
【最新版】バギオ留学でおすすめの人気校TOP5|タイプ別に紹介!でもまとめていますので合わせて参考ください。
1.PINES
メインキャンパス
IELTSキャンパス
PINESは、バギオを代表する語学学校の一つです。メインキャンパスとIELTS専用キャンパスがあります。
メインキャンパスでは、一般英会話の強化・スピーキング対策・TOEIC対策などを学ぶことができます。
IELTSキャンパスはフィリピンの中でも唯一の特化型キャンパスとなり、講師陣の質も高く目標スコアに達成する生徒が沢山います。
◼️学校名 | PINES(パインス) |
◼️キャンパス | メインキャンパス / IELTS専用キャンパス |
◼️設立 | 2006年 |
◼️学校規模 | 最大250名 |
◼️コース | 一般英語・TOEIC・IELTS・ビジネスなど多数 |
2.JIC
メインキャンパス
プレミアムキャンパス
JICは、バギオの中でも最も人気が高い学校の一つです。メインキャンパスとプレミアムキャンパスがあります。
メインキャンパスでは、スパルタ規定が基本となる厳しい門限の中で集中的な学習環境が魅力的です。一般英語コースとIELTS対策のコースのみ扱っています。
一方でプレミアムキャンパスは、広大な敷地と綺麗な作りが人気の秘訣です。それだけでなく、JICプレミアムキャンパスの代名詞とも言えるスピーキングマスターコースや、自分で好きな英語トピックを決めることができるTEPコースもあります。
◼️学校名 | JIC(ジェイアイシー) |
◼️キャンパス | メインキャンパス / プレミアムキャンパス |
◼️設立 | 2001年 |
◼️学校規模 | 最大200名 |
◼️コース | 一般英語・TOEIC・IELTS・ビジネス・スピーキング特化など多数 |
3.BECI
スパルタキャンパス
カフェキャンパス
シティキャンパス
BECIは、長きに渡りバギオ留学を牽引してきた学校の一つです。スパルタキャンパス / カフェキャンパス / シティキャンパスの3つから成ります。
スパルタキャンパスでは、バギオトップレベルの環境で自分を追い込みながら徹底的に英語環境に浸かることができます。一般英会話のみならず、TOEIC / IETLSコースも評判が高いです。
カフェキャンパスでは、少人数でアットホームな環境が魅力で、女性からも人気が高い環境です。一般英会話コースが中心となり、ワーホリ準備コースがあるのも特徴的です。
シティキャンパスでは、社会人やフリーランスのみ受け入れ可能な学校となり、仕事をしながら英語を継続的に学んでいきたいという方にも人気です。zoomビデオ会議部屋があったり、夜間に受けることができるクラスなど柔軟性の高さが魅力です。
◼️学校名 | BECI(ベシ) |
◼️キャンパス | スパルタキャンパス / カフェキャンパス / シティキャンパス |
◼️設立 | 2002年 |
◼️学校規模 | 最大70名 |
◼️コース | 一般英語・TOEIC・IELTS・ビジネス・ワーホリ対策など多数 |
バギオ留学の費用に関するQ&A
バギオ留学の「費用に関連するよくある質問」をまとめました。
- バギオ留学の生活費は月いくら?
-
1ヶ月で6〜8万円程度を想定しておくと安心です。外食の機会がどれくらいあるか、週末にどの程度の頻度で出かけるかによってもより変わりますが、セブと比較するとバギオは娯楽に使う費用は抑えられる方かと思います。
- バギオ現地でクレジットカードは使えますか?
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ショッピングセンターやレストランでは使えることが多いですが、小さい商店やコンビニではクレジットカードは使えません。外出時は必ず紙幣や硬貨を持ち歩くようにするのが好ましいです。
- 授業料や宿泊代以外で使う費用はありますか?
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外食や観光などに使う費用の他、学校に支払う現地費用があります。例えばSSPという就学許可証や寮の保証金、光熱費、ビザ延長費、テキスト代などです。詳しくは、〇〇でも解説しています。
- バギオにするか、セブなど他エリアで留学するか悩んでいます…どうしたらいい?
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フィリピンの各留学都市の特徴は様々で一長一短あります。目的と自分の希望に照らし合わせながら決めていく必要があります。
またフィリピン留学のエリア事情に詳しい人に相談するのも大切です。
- バギオ留学のメリット・デメリットを知りたい
-
バギオ留学は費用以外にも多くのメリットがあります。また、知っておくべきデメリットもあるため、以下の解説記事が参考にして頂けます。
まとめ
本記事ではバギオ留学の費用に関する内容についてまとめました。最後に、期間別の総費用をまとめていきます。
留学期間 | 総費用 |
---|
1週間 | 約150,360円 |
2週間 | 約207,960円 |
4週間(1ヶ月) | 約294,400円 |
8週間(2ヶ月) | 約539,800円 |
12週間(3ヶ月) | 約799,200円 |
16週間(4ヶ月) | 約1,042,600円 |
20週間(5ヶ月) | 約1,286,000円 |
24週間(6ヶ月) | 約1,534,400円 |
※航空券・保険代以外の全てを含む総額費用
バギオはフィリピン留学発祥の地としても知られる安価で質の高い英語教育が受けられる都市です。また英語力アップのために真剣に学びたいという人が集まりやすい環境のため、遊びの誘惑もなるべく減らして頑張りたいという方にはぴったりです。
バギオ留学のメリット・デメリット / おすすめな人を徹底解説した以下の記事も参考にしてみてください。
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