フィリピン留学は費用が安い・日本からも距離が近いという理由でお手頃感が大きいことから、語学留学先として人気を集めています。
留学後に成長を実感する人や楽しかったと満足される方もたくさんいる一方で、失敗した・・・もっと◯◯しておけばよかったと感じる方もいます。
そこで今回は、元語学学校スタッフとして年間100人以上の生徒をみてきたわたしが、セブ島留学の失敗パターンをテーマに解説していきます。
本記事の内容
- セブ島留学で失敗・後悔しやすい人の特徴8選
- セブ島留学を成功に導く5つの掟
失敗しやすいポイントを反面教師として成功するセブ島留学をするための参考にしてみてください。
以下の記事もご覧いただくと、セブ島留学をより一層実りあるものにできると思います。
セブ島留学で失敗・後悔しやすい人の特徴8選
セブ島留学で失敗した..後悔した..と感じやすい人の特徴を解説をしていきます。
ポイントは8つあります。
- 留学前に事前学習を全くしない人
- 適切な留学先の学校選びができていない人
- 適切なコース選びができていない人
- エージェント選びをミスしている人
- 留学中に遊びすぎてしまう人
- 留学中に予習、復習を全くしない人
- 講師や宿泊先に過度な期待をしすぎる人
- 留学後に英語学習を継続しない人
一つずつ解説していきます。
1.留学前に事前学習を全くしない人
留学前に事前学習をしない人は、留学に失敗しやすい傾向にあります。
特に留学期間が1〜2週間など短い場合は、基礎も全く固まっていない状態で留学をし、気づいたら良く分からずあっという間に留学を終えていたということが起こります。
そのため、事前に全く勉強をせずにいくことは避けるべきです。
中学英語の文法やレッスン中に活用できる表現など日本でできる事前学習はしておくのが理想です。
2.適切な留学先の学校選びができていない人
セブ島には大小を含め50を超える語学学校があります。
良くわからないから安いところでいいや、評判が良さそうだからいいやという安易に決めてしまうとセブ島留学で失敗するリスクが高くなります。
評判・講師の質・滞在先・立地・周辺の環境・国籍比率などの要素を加味して留学先を選ばないと「こんなはずではなかった」という失敗や後悔しやすくなります。
自分の目的やこだわり、希望が達成できる学校選びをしていく必要があります。
セブ島の語学学校では、厳しい学習環境のスパルタと呼ばれる学校や、ほどよい厳しさを保ったセミスパルタ式の学校などがあります。
▶スパスタ式の学校について ▶セミスパルタ式の学校について
▶絞り込み検索機能が使える学校一覧ページをご活用ください
3.適切なコース選びができていない人
学校選びは上手くいっても、コース選びに失敗してしまう人はいます。
留学検討段階では、英語学習へのボルテージが上がっている方も多く、1日のレッスン数が平均的なコースよりも多いコースを選ぶ方もいます。
留学期間・現在の自分のレベル・留学終了後に目指したい理想などを加味し、適切なコースを選んで行くことで後悔しない留学が可能となります。
留学後にコース変更できる場合もありますが、各学校の規定次第では返金の対象にならなかったり、変更手数料が発生することもあるため、留学前に最適なコースを選びをしたいところです。
4.エージェント選びをミスしている人
セブ島留学を取り扱う留学エージェントは大手〜中小含めたくさん存在します。
大手だから安心・中小だからダメということではなく、会社単位でサービスの基準やサポート範囲は決まっている一方で、担当するカウンセラーのレベルや経験値は人により様々です。
フィリピン・セブ島留学を扱っていても、実際にセブ留学を経験したことがないカウンセラーや、1年間で視察にほとんど足を運んでいない人もいるのが現状です。
そういったカウンセラーから留学を申し込むと、事前の話と実際の部分に大きなギャップが生まれ、失敗や後悔へと繋がる可能性が高くなります。
各語学学校の写真のイメージに惑わされることなく学校の情報と現地生活に詳しい人に聞いていくのが理想です。
5.留学中に遊びすぎてしまう人
セブ島留学から帰ってきた方からよく頂く話が、「面白かった!楽しかった!」という意見です。
面白い・楽しいという意見は、それだけ現地で充実していて、色々な経験をされたという想像がつきます。
その一方でセブ島留学には様々な誘惑も存在します。
現地で知り合った留学生から毎晩外食や飲み会に誘われたり、週末はプチ旅行・観光に誘われたり、予想外に誘いは多いものです。
その結果、遊びに時間を使い過ぎて英語学習に支障をきたしてしまう方もいます。
またお金の出費も増えてしまい、お小遣いが底をつきてしまい現金不足になってしまうなんて場合も珍しくはありません。
他の留学生との交流はかけがえのないものですが、バランスを取っていくといいでしょう。
6.留学中に予習、復習を全くしない人
留学中に予習・復習を全くしない人は、英語の成長という観点から見た場合に、「留学が上手くいかなかった、満足できなかった」と感じやすい傾向にあります。
予習・復習は英語に限らず、何かのスキルを習得しようとした際に共通して言われることです。
わたしはこれまで数多くのセブ島留学生を見てきましたが、英語が話せない・授業が分からないという方の多くが予習・復習の量が足りていないようにも思います。
費用と時間を使った留学の効果を最大化するためにも、予習・復習はしておきたいところです。
7.講師や宿泊先に過度な期待をしすぎる人
フィリピン人講師や学校の宿泊先(滞在寮)に過度な期待をされる方がいます。
語学学校は日本人や韓国人など外国人でもなるべく勉強に集中できるようなレッスン体制や宿泊環境を整えるために改善努力をされています。
しかし、日本で生まれ育った日本人にとっては不完全な部分を感じてしまう部分もあります。
セブ島(フィリピン)は発展途上国ということもあり、インフラ環境も決していいとは言えず、稀に停電が起こったり、シャワーの水圧が弱かったり、wifiの速度が良くなかったり、不便を感じる人も多いです。
またマンツーマンレッスンが故に、講師の数も多いため、この講師は分かりやすい/分かりにくいという意見が出てきてしまうこともあります。
大きな期待はしすぎず、不便さも許容していくことで、「失敗した..後悔した..」という気持ちにならずに納得のいく留学ができます。
8.留学後に英語学習を継続しない人
セブ島留学で失敗・後悔しやすい人の特徴の最後は、「留学後に英語学習を継続しない人」です。
英語の習得には時間のかかるものです。留学中にスキルアップや成長を実感する人も多いですが、留学後に英語学習を継続するか否かでセブ島留学自体の満足度が後になって振り返ることで変わります。
「あの時は楽しかった」という思い出で終わることなく、セブ島留学で身につけた基礎力や 、英語学習の癖付けを留学後も継続させることが必要です。
それが留学そのものを失敗に終わらせるか・成功に導くかを変えていきます。
セブ島留学を成功に導く5つの掟
ここまでセブ島留学で失敗・後悔しやすい人の特徴をお伝えしました。
続いてセブ島留学を成功に導く方法を5つのポイントでまとめていきます。
- 不便さもあるセブ島を一つの経験と捉える
- 中学レベルの文法は留学前に終わらせる
- セブ留学に詳しいカウンセラーへ相談する
- 留学中の予習・復習は怠らない
- 留学の目的を忘れない
一つずつ見ていきます。マインド面で重要な部分もあるため参考にしてください。
1.不便さもあるセブ島を一つの経験と捉える
前述の通り、フィリピンは発展途上国であり不便さも至る所で感じることになるでしょう。
言語の壁はもちろんのこと、物事がスムーズに前に進まないこと、現地ルールがあること、インフラが整備されておらず何かと時間がかかったりすることなどなど。
日本クオリティをフィリピンに求めずに、不便さも一つの経験としてセブ島留学に望まれると大きなマイナスのギャップを感じずに済みます。
Yuki
日本の普通はフィリピンでは普通ではないということを心構えとして持っておくと現地で起こる不便さに対して気持ちも楽になります。
2.中学レベルの文法は留学前に終わらせる
留学の申込み確定後から渡航までに時間がある場合は、留学レベルの文法は独学で勉強するのが理想です。
文法は参考書やYoutubeなどを使えば自分で学び、理解できることも多いです。
セブ島留学の醍醐味はマンツーマンレッスンや少人数制のグループレッスンによってスピーキングやアウトプットに時間を費やせることです。
出発前に学んだ文法の知識武装をして、「スピーキングで活用できる英語」を反復練習するための場としてセブ島留学のレッスンを活用するのが理想です。
文法の知識を抑えて出発するだけでも周りの留学生と差をつけて効果的な留学にすることができます。
おすすめの文法書やその他の事前学習については以下の記事でも解説しています。
3.セブ留学に詳しいカウンセラーへ相談する
留学前は一度セブ島留学に詳しいエージェントのカウンセラーに相談するのがベターです。
コロナで約2年半ほど留学業界は停止状態だったため、これまで留学カウンセラーとして活躍していた人も離職して新しいスタッフが働いている場合もあります。
本当に詳しい人なのか?を見極めて、セブ島留学を経験したことのある人・現地の生活事情にも詳しい人に相談するのが好ましいです。
Yuki
当社セブ島留学バディーでは、セブ島留学経験者はもちろんのこと、語学スタッフ勤務経験のある内情にも詳しいカウンセラーが担当しています。
またフィリピン・セブ島内にある学校に直接足を運び、視察した学校を元にカウンセリング対応させて頂いています。
4.留学中の予習・復習は怠らない
留学中のレッスンに出ていれば英語を話せるようになる・理解できるようになるということはありません。
予習をするからこそレッスンの理解度があがり、復習をするからこそ学んだことが吸収され、違う場面で使える(話せる)ようになります。
Yuki
私も予習・復習は時間がかかり大変でしたが、レッスン終了後や土日の時間を使ってなるべくやるようにしました。
留学開始1週間は全くやっていませんでしたが、予習することで難しい授業は理解が進み、復習をしたことでアウトプットができるようになった感覚があります。
英語力をめきめきと上げている人は、授業以外の時間を使って影で努力をしている印象があります。
留学中は、レッスンを受けるだけでは疲れてしまいますが、そこでもう少し踏ん張って学習するか否かで費用対効果が変わります。
勉強熱心な人は必ず学校内にいるはずなので、その人たちからいい影響を受け、切磋琢磨しながら勉強するといいでしょう。
5.留学の目的を忘れない
セブ島留学を成功に導く最後の秘訣は、「留学の目的を忘れない」ということです。
皆さんが留学をしようと思われている理由は何ですか?
例えば、
- 日常会話力を高め、脱初心者していきたい
- ワーホリに行くので、英語を少しでも話せるようになりたい
- TOEIC / IELTSなど試験対策をしてスコアアップを狙いたい
- 外国人留学生と交流を沢山したい
- 国際感覚を身につけつつ、観光も合わえて楽しみたい
こんな目的・目標を持っているのではないでしょうか?
目的意識を常に持つことで、安易な飲みの誘いにもブレーキをかけることができ、時間とお金の消費をセーブすることができます。
とは言え、他の外国人留学生との交流や外出はかけがえのないものです。
外出もしつつ、英語をアウトプットする場として考えて出かけるのがいいかもしれません。
Yuki
誘いに対しては断る勇気も持ちつつ、遊びにでかけるときはメリハリをつけて思う存分楽しみ、英語を使っていくといいでしょう。
まとめ
今回はセブ島留学の失敗パターンをテーマに、成功させるためのコツについても解説してきました。
参考にしていただき、実りのあるセブ島留学のスタートダッシュを切っていただけたらと思います。
本記事では解説しきれなかったセブ島留学の注意点などは、【2023最新版】セブ島留学完全ガイド|この1記事ですべてが分かります(元学校スタッフが解説) にて網羅的にまとめています。
参考にしてみてください。