- セブ島留学を予定しているけど、現地通貨について知っておきたい
- 現地通貨の引き出し方法って何が一番いい方法なんだろう
- フィリピンのお金を扱う上での注意点があれば教えてほしい
これらはフィリピンに行ったことがない留学生が抱える共通の疑問です。
記事を書いている私はセブ島の留学エージェントとして数々の留学生をサポートしてきました。また、フィリピンでの生活もしているため、現地通貨の引き出し方法で最もおすすめの方法を聞かれることがよくあります。
そこで今回は、これから留学を控えている方に向けて以下の内容を解説していきます。
本記事の内容
- フィリピンの現金、キャスレス事情
- フィリピンの紙幣・硬貨の種類
- 日本円をフィリピン通貨に両替する3つの方法
- 必ず抑えておきたい注意点
最後までお読み頂くことで、現地でのお金の引き出し方、取り扱い方について具体的なイメージをつけて頂けます。
現金・キャッシュレス事情
フィリピンの通貨はpeso(=php)で表されます。(2023年2月時点で1peso=約2.4円)
フィリピンでは大きいショッピングセンターに行けば大体の飲食店などでクレジットカードやスマホ決済サービスを使って支払いができます。
しかしキャスレス化が進んでいる一方、小さな商店やコンビニ、タクシーでは現金しか利用できないお店がまだ沢山あります。
また、ショッピングセンター内に入っている小さい店ではクレジットカードが使えなかったり、クレカを読み取る機械はあっても「動かない、電波が入っていないから使えない」ということも頻繁に起こります。
そのため、外出するときに最低限の現金は持参しておかないといざというときに買い物ができない、帰宅できないということになりかねません。
また現地のATMでデビットカードなどを使い現金を引き出そうとしても、紙幣が足らなずに現金を引き出せないということもよく起こります。
キャッシュサービスなどは機能が豊富で日本或いはそれ以上に進んでいる側面もありますが、下支えするインフラが弱いため上手く機能しないといった、まだまだ不便さを感じることが多いのも事実です。
以下はフィリピンの代表的なキャッシュサービスです(Gcash / PayMaya)。現地の銀行口座を持っていないと基本的には機能を活かすことができません。
そのため留学生など短期滞在者は後半で解説する3つの方法で現地通貨に変えていく形になります。
フィリピン通貨pesoの紙幣・硬貨の種類
フィリピンでは大きく6種類の紙幣と4種類の硬貨があります。
紙幣の種類
- 20ペソ(=約48円)
- 50ペソ(=約120円)
- 100ペソ(=約240円)
- 200ペソ(=約480円)
- 500ペソ(=約1,200円)
- 1,000ペソ(=約2,400円)
※2023年2月時点:1ペソ=2.4円
日頃生活する中で100ペソ札以下のお札を使うシーンが多くあります。1,000ペソ札を出すと店員やタクシードライバーから嫌がられることもあります。
また、お釣りがないと言われて正確な金額が戻ってこないリスクもあるため、細かい紙幣を常に多めに持っておくと安心です。
硬化の種類
- 1ペソ(=約2.4)
- 5ペソ(=約12円)
- 10ペソ(=約24円)
- 20ペソ(=約48円)
※2023年2月時点:1ペソ=2.4円
これら以外にも1ペソ以下のセント(1,5,10,25,50センタボ)がありますが、利用シーンはほぼ無いと考えていいです。
現金で買い物をする際にも端数は切り上げされます。
フィリピン通貨pesoに両替する3つの方法
続いて実際にセブ島留学できた学生や、観光で短期滞在される方に向けて日本円をフィリピンペソに両替する方法をお伝えしていきます。
3つの方法が代表的です。
- 日本円(紙幣)を持参して両替所で変える
- 国際デビットカードを使ってATMで引き出す
- クレジットカードを使ってATMで引き出す
一つずつ具体例を交えながら解説します。
1.日本円(紙幣)を持参して両替所で変える
一番オーソドックスな方法で確実性が高い方法です。
フィリピン内で留学先として有名なセブ島では空港に限らず、ショッピングモールや町の至るところにMoney Exchanger(両替所)があります。
日本円(1万円札)を直接渡すことで、為替レートと換金所が定めるレートに準じてフィリピンペソに変えてくれます。
レートと手数料が両替所によって差が開きます。空港は最もレートが高いと言われているため、フィリピン到着初日は最低限の両替をし、その後ショッピングセンターなどで換金するのが賢い方法です。
両替所で換金をするときには、100ペソ札や500ペソ札などを少し混ぜてもらうようにお願いするとGood。フィリピンではタクシーで支払いをする時にお釣りがないと言われるリスクがあります。1,000ペソばかりで換金されると使いにくいためオススメの方法です。
2.国際デビットカードを使ってATMで引き出す
デビットカードとは、利用をすると即時に自分の日本の銀行口座から引き落としがされるカードのことです。
このデビットカードを使うことでATMによる引出しが可能となります。ATM次第では対応していない機械もあったりするケースがあるため注意が必要です。
また一回の手数料が300円くらいかかり、カード会社の為替レート・銀行のレートを合わせると手数料が5%程度かかります。
そのため費用面ではあまりお得とは言えず、現金による換金とさほど変わらないものと考えておくといいです。
とは言え、便利ではあるのは事実ですので、留学生は選択肢の一つにいれるといいでしょう。
自分が持っているカードが国際対応のデビットカードタイプなのかを金融機関に必ず確認をするようにしよう。
3.クレジットカードを使ってATMで引き出す
3つ目の方法は、クレジットカードのキャッシング機能を使って引き出す方法です。ここで言うキャッシングとは、「一時的にカード会社から借り入れ」をする形で現金を手にする方法です。
返済方法を翌月の1回返済にすると、金利は1〜2%と驚くほど低くなります。
え、借り入れとか不安..と思われるかもしれませんが、フィリピン滞在が長い人は一般的にやられている方法です。
いきなり海外のATMを使うのは少し不安があるかもしれませんが、慣れるとすぐに引き出せるため、オススメです。
また為替レートや手数料を総合的に見た時に、日本円(現金)を両替所で変える方法・国際デビットカードで引き出す引き出す方法よりも安く抑えることができます。
またクレジットカードを持っていると、このキャッシングサービスで現金化するという方法だけでなく、ショッピングモールのクレカ決済でも利用できるため留学生・観光客にはマストのアイテムと言えます。
セブ島留学バディーでは、皆様にお配りしている留学のしおりにてクレジットカードによる現地ATMでの引き出し方法をイラスト付きでステップごとに説明しています。
これから留学を検討されている方はお申し付けください。
まとめと注意点
今回はフィリピン通貨pesoの種類の説明と現地で両替する際の方法について解説しました。
よく留学生の方から、「ATMでうまく現金が引き出せません..」といった声を聞きます。フィリピン現地での現金化は1つの方法に依存するのではなく、複数の選択肢を持ち対応できるようにしておくと安心です。
最後にフィリピンにおける現金の引き出しや現金を扱う上での注意点についてまとめます。
- 日本円(紙幣)を両替所で換金する際は、レートを考慮する
- 両替所は夕方5時頃に閉まるので、計画的に換金をしておく
- デビットカードを使う場合は、海外対応になっているか事前に確認する
- クレジットのキャッシングを利用する場合は、事前に契約内容を確認(翌月一括払いがおすすめ、リボ払いにはしない)
- クレカを持参する場合は、VISA / Master Cardがオススメ(JCBは対応していない機種もあり)
- 引き出せないATMもあることを前提に、クレカは複数枚持参するのが理想
- 買い物、タクシーで大きな紙幣1,000ペソ札を出すとお釣りがないと言われるリスクがある(小さい紙幣を多めに持参する)