セブ島留学を申し込んだ人、またはこれから申し込もうとしている人は、留学前に英語の予習をしておいて本番にそなえたい、という人も多いのではないでしょうか。
しかしながら、いざ意気込んでやろうと思っても、
「文法やリスニング、単語練習などやることが多すぎて、何から手をつけたらいいか分からない・・。」
「今の自分の英語レベルにあった事前学習を効率よくやりたい。」
「そもそも留学前の英語の事前学習って必要なの?」
色んな疑問や悩みが出てきて、肝心の事前学習に全然手がつけられない・・なんてことになるかもしれません。
そこで今回は、2023年の1月~3月の2ヶ月間セブ島留学に行った私が留学前の事前学習について、抑えるべきポイント、それぞれに合った効率的な勉強法、おすすめの教材まで細かく解説します。
後から分かった反省点や良かったことなど実体験も交えながら解説します。
フィリピン・セブ島留学前の事前学習は必要?
そもそもセブ島に留学したら英語をたくさん学習するのに、日本にいるときに予習する必要はあるのでしょうか。
結論、大いにあると言えます。
セブ島留学では日本では実現できない英語漬けの環境に身を置くことで、英語でのリスニングやスピーキングを中心に、英語を身につけられるスピードが日本にいるときより格段に早まります。
しかしながら、同じ期間でセブ島留学をした学生でも、どれだけ英語力が伸びるかは、単語や文法の基礎がどれだけ出来ているか、に大きく左右されるんです。
なので、セブ島でなくても日本で出来ること、例えば単語を覚えてボキャブラリーを増やしたり、文法の勉強に集中して基礎力をつけておくことで、よりセブ島留学でのアウトプットができるようになります。
単語や文法の学習は、むしろ日本の方がゆっくり時間をとれて効率よく学習できるケースも多いです。
セブ島では放課後も留学生同士で話したり、外出先で英語を話したり、人と関わる時間が多くなるので、自主学習がしにくいこともあります。
日本にいるうちに、1人で完結する事前学習は、自分のペースでしておくことをおすすめします。
留学前にやるべき5つの事前学習・勉強法
それでは留学前にやるべき5つの事前学習・勉強法を具体的に紹介していきます。
1.自己紹介を英語で言えるようにしておく
学校でのオリエンテーションや先生との最初の授業で、必ず英語での自己紹介をします。
自己紹介で何を言うか事前に用意して練習しておくと、クラスメイトや先生と円滑なコミュニケーションが始めやすくなります。
また、最初の英語でのアウトップとを忌憚なく行うきっかけにもなり、自信をつける機会にもなるでしょう。
名前やニックネーム・大学で学んでいる専攻・仕事内容・趣味・なぜセブ島留学をしに来ているのか?なぜ英語を学んでいるのか?
などの説明を言えるしておけるのが理想です。
2.中学レベルの文法をやり切る
中学レベルの文法は、実は普段の日常英会話でも頻繁に使う基本の型が多く、ここをしっかり学ぶことで、セブ島留学でのスピーキングおよびライティングに非常に役立ちます。
おすすめの事前学習の文法書は、「English Grammar in Use」シリーズ。
「English Grammar in Use」は現在でも、英語学習といえばコレ!と筆頭にあがる、世界中でロングセラーの文法書です。
全て英語で書かれてますが、解説がとても分かりやすく、日本語の解説では説明しきれない細かい実践的な文法の使い方も書かれています。
ただ、全て英語で書かれていることに抵抗があるかたは、日本語で解説された文法書でもOKです。
以下がおすすめの文法書です。
- 超初心者: “English Grammar for Dummies” – 初心者向けのわかりやすい文法解説書。
- 初心者 / 中級者: “English Grammar in Use” by Raymond Murphy – 中級者向けの詳細な文法解説書。
- 日本語で書かれた文法書: “Evergreen “ もしくは “キク英文法 “
3.品詞・時制の名前を英語でインプットしておく
品詞(parts of speech)と時制(tenses)の名前を英語で知っておくことは、文法・語彙力強化の授業でよく出るので、あらかじめ知っておくと、とても便利です。
逆に知っておかないと、先生も当たり前のように文法の授業で「Verb(動詞)」など、授業で必要な知識を英語で説明するので、文法の授業でつまづいたりしないためにも、予習しておきましょう。
主な品詞の一例は以下の通りです。この機会に記憶してしまいましょう。
- 名詞: Noun
- 動詞: Verb
- 形容詞: Adjective
- 副詞: Adverb
- 前置詞: Preposition
- 接続詞: Conjunction
- 代名詞: Pronoun
4.レッスン中で使える表現を覚えておく
授業中で使える便利な表現を覚えておくと、先生に分からないところをもう一度質問したり、聞き取れなかった箇所を先生に伝えることができます。
先生も留学生の理解度を知ることができるので、詳しい解説を更に分かりやすい表現にして伝えてくれるなど、授業でとても役立ちますので覚えておきましょう。
以下が、知っておいて得する表現の一例です。
- もう一度言ってください
Could you say that again?
- 理解できませんでした
I couldn’t catch what you say.
- もう少しゆっくりお願いできますか?
Could you speak more slowly?
- ◯◯ってどういう意味ですか?
What does ◯◯ mean?
- ◯◯って英語で何と言ったらいい?
How do you say ◯◯ in English?
さらに得する英語での表現などをまとめた、留学前の無料ガイドブックもあるので有効活用してください。
5.英語脳を養うために英語に触れる機会を増やしておく
日本にいるときに事前に英語に触れる機会を増やし、英語脳を養うことで、英語への抵抗感を少しでも取り除くことができます。
また、セブ島留学後にもスムーズに英語学習をスタートできます。
以下が私も実践していたおすすめの方法です。
- スマホのデフォルト設定を英語にしてみる。
- 日常目にするものを英語に変える練習をしてみる。
- YouTubeや音楽で英語を聞く。
- オンライン英会話レッスンを定期的に受けてみる。
上記はほんの一例ですが、一番取り入れやすい方法を是非試してみてください。
コツは、普段から自分がしていることを英語にしてみること。簡単に始めやすく継続できることが大切です。
事前学習に関するよくある質問
- どのくらい単語を覚えたほうがいい?
- 必要な単語は個人差がありますが、基本的な日常英会話のためには約2,000単語を覚えておくことをオススメします
- 発音練習はやったほうがいい?
- 発音練習は重要ですが、日本では練習しても、チェックしたり修正したりできる人がいないことが多いので、正しい発音を教えてくれるセブ島現地の先生に教えてもらうのもいいかもしれません。
- リーディングやライティングの練習はやっておいたほうがいい?
- 英語学習のゴールや目的によります。例えば英語の試験(IELTSやTOICE)のスコアアップを狙うためにセブ島留学に行く場合は、事前に学習しておいてもいいでしょう。
日常英会話を向上させたい場合は、基礎の文法や単語学習から力をいれたほうがいいです。
- オンライン英会話とかやっておいたほうがいい?
- セブ島の現地でたくさん英会話レッスンを受けるので、どちらかというと一人でもできる座学(文法の学び直しや単語練習など)をおすすめしますが、「一人ではどうせ英語の事前学習なんて続かない!」という方は、誰かに教えてもらったりする機会を、強制的にスケジュールに組み込むのもアリかもしれません。
まとめ(フィリピン・セブ島留学の事前学習)
セブ島留学を申し込んでから、もしくは行くと決めてから準備時間があるのであれば、英語の事前学習は絶対にしておくことをおすすめします。
事前に英語学習をしておくことで、現地での授業の理解度が深まりますし、より英語の習得するスピードが早まり、また周りの留学生よりも一歩先をいくことができます。やっておいたらいいこと尽くしで損はありません。
留学前の時間を有意義なものにして、本番にもしっかり臨みましょう。
本内容の執筆・監修者
執筆者 | Haruka Harada |
監修元 | セブ島留学バディー |
略歴 | セブ島で2ヶ月間の留学を経験後、 旅行会社にてインバウンド観光事業に携わる。 現在は自身の経験をもとにフィリピン留学・セブ島留学に関する各種情報発信をしています。 |
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