セブ島のうどん屋えびすの経営と、セブ島の日本人街NEO TOKYOをプロデュースされているSHOGOさんとのインタビュー対談が実現しました。
オーナーのSHOGOさんは人気ロックバンド175Rのボーカルを担当している方でもあります。青春時代に175Rを聴いて育ったどんぴしゃ世代の私たちにとっては、お会いできてとても光栄でした!
そこで今回は、セブ島留学バディー代表のYukiと現地取材担当のHirotoがSHOGOさんについて根堀葉掘り聞いていきたいと思います。
インタビュー・対談内容
- 何故、セブ島で飲食店を経営されいているのか?
- 何故、セブに移住されたのか?どんな思いで生活されているのか?
- 英語教育のことなどについて
▶関連:セブ島のうどん屋えびすを視察レビュー!味・値段は?【NEO TOKYO】
Hiroto
SHOGOさん本日はありがとうございます!まずはご経歴と自己紹介をお願いします。
SHOGOさん
175RのSHOGOです。日本で26年前に175Rを結成して、今年でメジャーデビュー21年目となります。結構ベテランになってきたな〜って最近思ってやっています(笑)それと音楽を続けながら、日本でも飲食店を18年前からやっています。
2018年にフィリピンのセブ島に家族と移住をしまして、2023年4月にセブ島初の日本人街「NEO TOKYO」をプロデュースして現在に至ります。
Yuki
昔使っていたipodに175Rの曲が沢山入っています。どんぴしゃ世代なので、本当にお会いできて嬉しいです!
SHOGOさん
セブ島に日本人街「NEO TOKYO」を作ったきっかけ
Hiroto
まずは日本人街である「NEO TOKYO」を作ったきっかけや想いについてお話頂けますか?
SHOGOさん
世界中にたくさんある「日本人街」をここセブ島にも作りたいと思ってプロデュースしました。2018年にセブ島に移住した時に、一つ一つの日本食レストランの距離が離れていたことに、凄く不便に感じていたんです。なので、1つの場所に日本食屋さんを集めて「何を食べたいか選べるような形」にしたかったんです。ここができたことで自分自身も凄く嬉しく思っています。
Yuki
逆になんで今までセブ島に日本人街が無かったんだろうと思いますよね!
SHOGOさん
そうですよね。セブに住んでいる日本人の先輩方に聞いたら、今まで何度も日本人街を作ろうと試みたけど、テナントの問題もあって難しかったそうです。たまたまコロナが明けたタイミングでチャッツウッドドライブ(CHATSWOOD DRIVE)が空いていたので、「今しかない!」という思いでNEO TOKYOを作りました。
Hiroto
本当に行動力があって、カッコいいなと素直に感じます!
SHOGOさんのお店「えびす うどん(EBISU UDON)」についてご紹介をお願い致します。
うどん屋「えびす」を作った理由・これまでの道のり
SHOGOさん
はい。2018年にセブ島に移住して来た時にうどん屋さん専門店が無いと思いまして、あと僕は福岡出身なんですけど、福岡ってラーメン屋よりうどん屋の方が多くて。なので、老若男女から愛されている日本のうどんという文化をフィリピンに持ってきたいなという思いでオープンさせました。
また”うどん”についてはコロナのロックダウン中に出会った福岡のお店の方に事情を説明して、レシピを教えて頂きました。なのでえびすは福岡のお店監修でスタートしています。
Hiroto
そうだったんですね!では味などもその福岡のお店がベースとなっているんですね!
SHOGOさん
はい。ベースはそちらのお店で教えて頂いたものになっています。なので、こだわりとしては、日本と同じ本格的な「だし」の取り方をしているということです。住んでいる日本人の方のために必要だと思いますし、あとは現地フィリピンの人にも、この「だし」の美味しさを感じてほしいですね。
Yuki
実は以前にも2人で食べに来たことがあるんですが、えびすの本格的な「だし」の美味しさはみなさんに感じて頂けると思います。
Hiroto
えびすをオープンするにあたってSHOGOが苦労したことなどはありましたか?
SHOGOさん
うちのフィリピン人スタッフは”うどん”を食べたことが無かったので、僕が1から全部教える必要があったので大変でしたね。あと製麺機が届いたとき、使えるのが僕しかいなかったので、それを1から教えたりもしましたよ。
Yuki
そうだったんですね!てっきり誰かに任せられているんだと思いました!
SHOGOさん
オープンまで時間もあまりなかったので、僕が日本で製麺の講習を受けて、麺の太さなども全部日本で決めて、フィリピンのお水を持ち帰って作っていたりもしました。正直18年間飲食をやってきて一番しんどかったですね(笑)
Hiroto
SHOGOさん
はい。なので、スタッフ1人ひとりに教えていく、そのスタッフが新しく入った子に教えていくってことを繰り返してオープンさせました。その甲斐あって2週間ぐらい経つ頃にはキッチンに入らなくてもフィリピン人スタッフで製麺できるようにはなっていました。
Hiroto
SHOGOさん
ありがとうございます。日本でも飲食の経験が長いので苦じゃなかったですよ。あと今までなかったものをフィリピンで立ち上げるというのもあって、どちらかというと”やりがい”を感じて楽しかったですよ。
SHOGOさんが描く今後のビジョンや目標
Yuki
SHOGOさんが何故セブ島という地を選ばれたのか?今後のセブ島での目標などを伺えますか?
SHOGOさん
はい。もともとは娘の英語教育のために移住してきているので、ビジネスをするつもりはなかったんです。でも住めば都で、セブ島に情が湧いてきて、セブ島がどんどん好きになってきたんです。そこからセブ島の人にもっと日本文化を感じてほしいと思い、あるいはセブ島に住む日本人の方に「セブ島初の日本食街」を作りたいという思いから今までやってきているので、セブ島のために何かできることがあれば、PR活動などを積極的に今後やっていくつもりです。
子どもの英語教育も考えたセブ留学・セブ移住という選択
Yuki
そんな考えをお持ちだったんですね。
ちなみに、子どもの英語教育を考えると例えばマレーシアなどの選択肢もあったと思うのですが、SHOGOさんはなぜ娘さんの子育てに「セブ島」を選んだのかお聞かせいただけますか?
SHOGOさん
はい。もちろんマレーシアも見に行きましたし、芸能関係の方からタイのプーケットの学校を勧められたりもしました。それを考えた上でも、セブ島の距離感と時差・年中夏であることが心地よくて、あとこのフィリピンの発展途上の雰囲気がちょうどいいなと感じたんです。
Yuki
分かります。程よい不便さや可能性みたいなものがセブ島にはありますもんね!
SHOGOさん
そうなんですよ!人によって感じ方が違うと思うんですけど、僕はセブ島が一番肌感覚が合ったんです。昔の様に10分の1の費用で生活ができるわけではないんですけど、それ以上に魅力があって、例えるならセブ島は沖縄に近いイメージですね。マニラは東京みたいな。あとはフィリピンの英語人口ですね。世界第3の英語人口ともいわれているので娘の英語教育に良いと思いまして、その辺が「セブ島」に移住した理由になります。
Yuki
教えて頂きありがとうございます。
SHOGOさんが思うこれからの「英語教育の重要性」について教えて頂けますでしょうか?
SHOGOさん
もともとバンド活動を休止して、イギリスのロンドンに住んでいたんですけど、そこで言語の壁にぶち当たりまして。メジャーデビュー当時から英語の歌詞なども歌っていたんですけど、リアルな英語が聞き取れない、相手とコミュニケーションが取れないことに悔しい思いをしたんですが、そんな思いを自分の子供たちにさせたくないなって素直に思ったんです。
それが14〜15年前の話なんですけど、今はその当時よりももっと当たり前に英語を学ばないといけない時代になっていると思っていて、子供たちが今後過ごしていく未来は「当たり前に英語が話せる」世の中で、翻訳機能が発達したとしても、自分の思いを直接的に英語で伝えるというアナログ的なことにこそ価値があり、大事になっていくと思ってます。
そこは自分がバンド活動やライブ活動をやってて感じているんので、幼いころからやっていく英語教育というのはとても重要だと感じています。
Yuki
実際に英語の壁にぶつかったSHOGOさんだからこそ感じる英語教育の重要性ということですね!貴重なご意見ありがとうございます!
SHOGOさんも留学エージェントをされているということなのですが、その話もお聞きしても良いでしょうか?
SHOGOさん
はい。CEBUYOLOという留学・移住者サポートをおこなっておりまして、今後はセブ島での会社立ち上げのサポートをおこなっていくつもりです。
Yuki
そうなんですね!私もご家族やアーリーリタイアされた方からよく相談を受けるのですが、そういったサポートもしていこうとされていらっしゃるんですね。
セブ島を盛り上げるための協力が必要
SHOGOさん
はい。Yukiさんたちと同じ留学・移住者のサポートを行っていますので、そういった方からのご相談もあります。
実は同業者同士セブ島を盛り上げるという意味で、このインタビューは大切だと思って引き受けさせて頂いたんです。日本で芸能活動をして、表舞台に立っている自分の立場上セブ島の魅力をどんどんPRしていきたいと思っています。
あと、みんなwin-winな関係でいきたいですよね。フィリピン人にとっての雇用機会を生み出すことにもなりますし、全てつながっていくと思っているので。
結論、我々同業者同士が頑張ってセブ島が盛り上がればいいですね。
Yuki
私も同感ですし仰っる通りだと思います。それぞれのエージェントの個性もありますし、お客さんが相性の合うエージェントに出会えれば、それがお客さにとって一番いいことですしね。
SHOGOさん
はい。実際に「エージェントからおすすめされた英語学校があわないので、CEBUYOLOさんに学校の変更をお願いできますか?」ってことも過去にありましたし。僕が芸能関係なので、芸能事務所から「なるべく人目に付かない形」で依頼されることもあるので、エージェントも多種多様な個性があっていいと思います。
セブ島っていう小さい島で、エージェント同士お客を取り合っていくんじゃなくて「またセブ島に来たい」と思ってもらえるサポートを意識してみんなでやっていきたいですよね。
なので、僕の基本的な姿勢として「セブ島を盛り上げるためにみんなで仲良くしたい」っていうのがあります。それが広がればいいですね!
Yuki
SHOGOさんの素敵なお話が聞けて嬉しいです。インタビューの貴重なお時間を頂きましてありがとうございました!
SHOGOさん
今回はNEO TOKYOをプロデュースされた175RのSHOGOさんへのインタビューを取り上げさせて頂きました。
SHOさんが運営される飲食店やプロデュースされた日本人街は以下より合わせてご確認ください!
また今回、お子様の英語教育についてのお話もありましたが、キッズ留学・親子留学に関する詳細は、【親子の方必見】フィリピン・セブ島留学が子連れに人気な8つの理由|おすすめ校と注意点 でも解説しております。
合わせてご参考にされてみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。