航空券を取る上での前提のお話(フィリピン・セブ島留学)
フィリピン入国のルールとして、以下の内容が在フィリピン大使館より発表がされています。
「フィリピン到着日から滞在可能期間内に出国する有効な往復もしくは第三国への航空券を所有していること」
昨年まで在フィリピン大使館HPでは、「フィリピン到着日から30日以内にフィリピンから帰国・出国するための航空券を所持していること」が入国ルールとして制定されていました。
ただし2024年現在、30日以内にフィリピンを出国するチケット所持の義務化が撤廃されているという情報が出ております。
しかしながら、大使館サイトでは詳細の説明が記述されておらず、各航空会社の職員間でも認識にズレがあるという非常に曖昧な状態が続いています。
最悪の場合、入国拒否を受ける可能性もあるため、当社では以前からのルールである「フィリピン到着日から30日以内にフィリピンから帰国・出国するための航空券を所持していること」に従い、航空券を取得頂いています。
フィリピンの滞在期間が30日以上になることが予め分かっている場合、上記の条件を満たすために下記の2つの方法で航空券の手配をしていくことが可能です。(滞在が30日未満の方は特に気にすることなく、出国日・帰国日に合わせてチケットをお取りいただければ問題ありません)
▼方法1
30日以内にフィリピンを出国する日程変更可能な復路便の航空券のチケットを任意の日付で購入し、フィリピン到着後に本来の帰国日に合わせて航空券を変更する。
▼方法2
往復分のチケットは出国日・帰国日に合わせて通常通り購入し、それとは別に30日以内にフィリピンを出国するチケットも購入することで入国ルールを満たす。(=ダミーチケットや捨てチケットと呼ばれます)
2つの方法の詳細については、「留学期間が30日以上の方」で説明しています。
滞在期間によって変わるチケットの購入方法
滞在期間が30日未満、30日以上の場合に分けて購入方法・注意点を説明していきます。
留学期間が30日未満の方
留学期間が30日未満の方は、入寮日(*原則日曜)と退寮日(*原則土曜)に合わせて往復分のチケットを取るようにしましょう。
稀に行きのチケットのみ購入して入国しようとする方がいますが、フィリピン入国には帰りのチケットも持参していることが必須となります。
また、予め留学後に旅行で継続してセブに滞在することが決まっていて、30日以上滞在をすることが分かっている場合は、次に説明する留学期間が30日以上の方を参照して航空券のチケットを取るようにしてください。
留学期間が30日以上の方
留学期間が30日以上の場合、以下のいずれか2つの方法でチケットを購入する必要があります。
方法1:フィリピン到着後に復路分のチケットの日程変更をする
30日以内にフィリピンを出国する日程変更可能な復路便の航空券のチケットを任意の日付で購入し、フィリピン到着後に本来の帰国日に合わせて航空券を変更する。
手続きの流れに関する詳細は以下の通りです。
30日以内にフィリピンから出国する往復チケット購入
フィリピン到着から30日以内にフィリピンから出国する往復チケットを購入しましょう。
フィリピン(セブ島)の語学学校では日曜が入寮日となっているケースがほとんどです。そのため、出国(往路)の日付は日曜にするのが基本です。
フィリピン到着後にチケットの日程変更をする
フィリピンに到着したら、帰国日(退寮日)に合わせてチケットの日程変更手続きをしましょう。
(航空券には日程の変更手続きが可能なOPENチケットと、そうではないFIXチケットがあることに注意)
方法2:ダミーチケットを活用(*推奨)
往復分のチケットは出国日・帰国日に合わせて通常通り購入し、それとは別に30日以内にフィリピンを出国するチケットも購入することで入国ルールを満たす。(=ダミーチケットや捨てチケットと呼ばれます)
手続きの流れに関する詳細は以下の通りです。
往復分のチケットを購入する
まずは、往路(行き)と復路(帰り)の分の往復チケットを出国日と帰国日に合わせて購入しましょう。
直前に取ると値段が高騰する傾向になるので、早めに取得をしておくといいでしょう。
往復分のチケットとは別にフィリピンを出国して第3国行きのチケットを買う
30日以上滞在する留学予定者は、往復分のチケットとは別に30日以内にフィリピンから出るダミーのチケットを購入することで、以前までルールとして制定されていた、「フィリピン到着日から30日以内にフィリピンから帰国・出国するための航空券を所持していること」に対する問題に対処する形となります。
「え、ダミーチケットって費用的に勿体なくない..?」と思うかもしれませんが、例えばフィリピンからタイやマレーシア、インドネシアなど行きのチケットは数千円など安価で販売されていることが多くあります。
このダミーチケット(捨てチケット)は、方法1のようにフィリピン到着後に変更手続きをする必要がないためおすすめの方法です。
Top Onward Ticketなど、ダミーチケットを$10という格安で手軽に手配できるサービスもあります。
Top Onward Ticketは当社でも数回検証しており、有効である旨は確認できておりますが、空港担当者や入国管理局の担当者次第では見解が異なる可能性も否めません。Top Onward Ticketを利用される際は自己責任にてお願い致します。
その他注意事項
その他、航空券を取得する時の注意点をまとめています。
- フィリピン到着後に日付変更を予定している方は、帰国日の変更が可能なOPENチケットか復路便のみで変更可能なFIX/OPENチケットで予約する。(FIXチケットは変更不可なので注意)
- 航空券とパスポートの英文のアルファベットが同じか確認する。アルファベットを一つでも間違えると搭乗が拒否される可能性がある。
- 語学学校の入寮日に往路(日本⇒フィリピン)の航空チケットの日付を合わせるようにする(入寮日は原則日曜、学校により土曜も対応可)
- 語学学校の退寮日に復路(フィリピン⇒日本)の航空チケットの日付を合わせるようにする(退寮日は原則土曜)
- 留学期間が1ヶ月未満で、留学後に旅行で継続してセブに滞在する場合は、期間によりビザの延長が必要になるので注意する(1ヶ月以上の滞在)
- チケット情報はメール保存あるいは画像保存すると共に、紙でも印刷をかけて持参するようにする。
なるべく航空券を安く抑えるために
ここまでフィリピン留学をする際の航空券のとり方について解説しました。最後になるべく費用を押させて航空券をゲットするポイントをお伝えします。
- セブパシフィック航空やエアアジアなどLCC(格安航空)を利用する
- LCCは6週間前前後・それ以外の航空会社は20週前後が最安値になりやすいと言われている
- とは言え、早めに探すことで格安の航空券を見つけやすいのは間違えない
- 逆に、LCCは10日・それ以外の航空会社は2週間をきると値上げに転じる傾向があると言われているので注意
- 複数の比較サイトで値段の差を確認する
- 旅行代理店からの購入ではなく、航空会社のホームページから直接購入することも検討する
- 航空会社がキャンペーンを実施することもあり、タイミングが合えば安く購入できる
- 午前の便は人気が高いので少し高め、早朝や深夜の便は安め
LCCの場合、乗り継ぎなどが必要になることも多い。また急遽欠航となった場合の対応も良いとは言えません。海外が初めてで慣れていない…という人はLCCではなく、直行便などが多い航空会社を選ぶようにしましょう。乗り継ぎに失敗したなどのリスクを下げることができます。
日本⇔フィリピン(セブ島)の航空会社・旅行代理店
日本からフィリピン・セブ島行きの主な航空会社は以下の通りです。
その他、比較サイトや旅行代理店を通じて各航空会社の費用を一括で見れる比較サイトもあります。
これ以外にも、Googleフライトを利用することでも簡単に値段の比較をすることができます。