「電子辞書って本当に必要?スマホアプリで代用できるのでは?」フィリピン留学の準備をしていると、多くの人がこの疑問を持ちます。
結論から言うと、特に初〜中級者の方には電子辞書の持参をおすすめします。フィリピンのWi-Fi環境は不安定な場合があり、オフラインで使える辞書の存在は授業の質に直結するからです。
そこで本記事では電子辞書と辞書アプリの違いから選び方・おすすめ機種まで詳しく解説します。
著者プロフィール
| 執筆者 | 田平優貴 |
| 監修元 | セブ島留学バディー |
| 略歴 | ・2ヶ月のセブ島留学を経験後、セブ島の語学学校マネージャーとして勤務 ・業界歴7年目 ・セブ島現地に拠点を置くエージェントとして累計1,000名以上の留学相談に対応 |
フィリピン留学に電子辞書は必要か?
結論として、フィリピン留学には電子辞書を持参することをおすすめしています。
特に語学力が初〜中級の段階では、授業中に素早く単語を調べる手段として電子辞書は大きな力を発揮します。
「スマホで代用できる」と思って持参しなかった留学生が、Wi-Fiの不安定さやバッテリー問題に悩まされるケースは少なくありません。
授業に集中するためにも、専用の電子辞書があると安心です。

Tahira
最近ではスマホでもオフラインでりようできる買い切り型のアプリも増えて来ました。荷物をどうしても増やしたくないという方は、このような方法も検討できます。
1週間など超短期の留学の場合は、新規と購入するのに割が合わないことも考えられるため、費用と相談するのが良いと思います。
電子辞書が活躍する主な場面
フィリピンの語学学校の大きな特徴はマンツーマン授業です。講師と1対1でやり取りが進む授業では、わからない単語が出てきた際に即座に調べる必要があります。その場でスムーズに引ける電子辞書は授業効率を大きく高めます。
また、授業後の自習・宿題・予習時にも活躍します。電子辞書では「英和・和英・英英」を横断して調べられるため、語彙の理解が深まります。
留学生活のあらゆる場面で英語と向き合うフィリピンでは、辞書を引く機会は日本の学習環境とは比べものにならないほど多くなります。
フィリピンでの電子辞書の購入が難しい
重要な注意点として、電子辞書はフィリピン現地で入手できないものと考えておいたほうがいいです。日本製の電子辞書は国内向けに設計されており、フィリピン国内の家電量販店では販売されていないのが実情です。
新品で購入する場合は日本の家電量販店(15,000円〜)またはAmazon等で渡航前に準備してください。中古品でよければメルカリやヤフオクでも安価に入手可能です。
電子辞書と辞書アプリを徹底比較
近年は辞書アプリを使う留学生も増えています。どちらを選ぶかは、学習目的・英語レベル・留学期間によって異なります。
以下の比較を参考にして、自分に合った選択をしてみてください。
電子辞書のメリット・デメリット
電子辞書のメリット・デメリットは下記の通りです。
メリット
- オフライン対応なのでWi-Fiがなくても常に使える
- 英和・和英・英英などを一台に集約
- SNSや通知の誘惑がなく授業に集中できる
- 音声再生機能で発音確認もすぐできる
- 単3乾電池2本で約130時間使用可能
デメリット
- 新品で1.5万〜4万円以上など購入コストが高い
- 重さ約300g、かばんの中でスペースを取る
- 海外では日本製電子機器は高値で転売されるため、盗難リスクあり
辞書アプリのメリット・デメリット
辞書アプリのメリット・デメリットは下記の通りです。
メリット
- 無料アプリも多く、有料でも数百〜2,000円程度
- 荷物が増えない、スマホ1台でいつでも使える
- 普段からスマホを持っているので忘れる心配がない
デメリット
- Wi-Fi必須のアプリが多い(不安定な回線では使用できないことも)
- 長時間の使用でスマホの充電が早く切れる
- 学習の集中を妨げる(通知・SNS・ゲームへの誘惑)
フィリピンのWi-Fi環境とオフライン使用の重要性
フィリピン語学学校のWi-Fi環境は、学校によって大きく異なります。
新しい施設では安定しているケースもありますが、教室内や個室ではWi-Fiが届かない・速度が遅いという声は今でも多く聞かれます。
Wi-Fi必須のアプリを主力にしていた場合、授業の真っ最中に辞書が引けない状況になりかねません。
特に授業中のマンツーマンの場面では、瞬時に調べて会話を続けることが求められます。そのため、オフラインで完全に機能する電子辞書をメインに置き、辞書アプリはサブとして活用するスタイルが最も安心です。

Tahira
当時、私がセブ島留学をした時、教室内のwifiが場所によって安定せずスマホの翻訳やアプリが使い物にならなかったことも多々ありました。念のため持参していた電子辞書が活躍したことを覚えています。
フィリピン留学向け電子辞書の選び方5つのポイント
電子辞書にはさまざまな種類があります。フィリピン留学という目的に絞って、選ぶ際に見るべき5つのポイントをまとめました。
1.英英辞典が収録されているか
フィリピンの語学学校の授業は原則として英語のみで進められます。講師から英語で説明を受ける場面が多く、わからない単語を英語で調べて英語で理解する習慣が求められます。
英英辞典があれば、英語を日本語に変換せずに英語のまま理解する力が鍛えられます。留学中の英語力向上の観点からも、英英辞典の収録は必須条件と考えてください。
オックスフォードやロングマン等の権威ある英英辞典が収録されているモデルを選びましょう。

Tahira
もちろん、初級者の段階で無理に英英辞典を使う必要はありません。最初は英和・和英で慣れて行き、徐々にインプット量が増えていくことで英英辞典にもチャレンジしていくことができます。
2.音声再生機能があるか
発音はフィリピン留学で重視したいスキルアップの要素の一つです。マンツーマン授業で講師の発音を耳で学びながら、電子辞書の音声機能でネイティブ発音を確認できると、授業外でも発音練習を続けられます。
特に単語のアクセント位置や、発音で間違えやすい単語の確認に大変役立ちます。カシオXD-SXシリーズでは最大20万語のネイティブ音声を搭載したモデルもあったりします。
3.電池の種類と現地での購入可否
電子辞書の電源は大きく2種類あります。
カシオのEX-wordシリーズは単3形乾電池2本で動きます。単3電池はフィリピンのコンビニやスーパーでも購入可能で、電池切れの際も現地で即座に対応できます。
一方、シャープのBrainシリーズはリチウムイオン充電池を採用しているため、繰り返し充電ができてランニングコストを抑えられます。
4.サイズ感
学校からの外出時など重すぎてカバンに入れたくないと感じるサイズでは本末転倒です。
300g前後でA6サイズ(文庫本程度)のモデルが持ち運びにちょうど良いサイズ感です。とは言え、近年の電子辞書は大体がこのようなサイズ感のため、一度手に取って確認してみるといいかと思います。
5.TOEIC・英会話などの学習コンテンツの充実度
電子辞書は辞書機能だけでなく、英語学習コンテンツの「教材」としての価値も大きいです。フィリピン留学でよく使われるコンテンツとして、TOEIC対策・英会話フレーズ集・英語発音練習・リスニング教材などがあります。
特にTOEICのスコアアップを留学目標に置いている方は、TOEIC専用コンテンツが内蔵されているモデルを選ぶと、授業の合間の自習にも活用できます。
カシオXD-SX4920にはTOEIC学習コンテンツが収録されています。
フィリピン留学におすすめの電子辞書・辞書アプリ
英語レベルや留学目的に合わせて選ぶことが重要です。以下では電子辞書2パターン+おすすめアプリ3選をご紹介します。
初〜中級者向けおすすめ電子辞書
カシオ EX-word XD-SX4820(高校生スタンダードモデル)
フィリピン留学に初めて電子辞書を購入するなら、カシオ EX-word XD-SX4820が定番です。
230コンテンツを収録し、ジーニアス英和辞典第6版・ウィズダム和英辞典・オックスフォード現代英英辞典などの主要辞書が入っています。
| 項目 | スペック |
|---|
| 収録コンテンツ数 | 230コンテンツ |
| 主な収録辞書 | ジーニアス英和第6版・ウィズダム和英・オックスフォード英英 |
| 電源 | 単3形乾電池2本(約130時間駆動) |
| 重量 | 約295g |
| 価格目安 | 2.5万〜3万円前後(新品) |
| こんな人に | 留学初〜中級者、高校生・大学生、コスパ重視の方 |
中〜上級者向けおすすめ電子辞書
カシオ EX-word XD-SX4920(英語・国語強化モデル)
より本格的な英語学習を目指すなら、XD-SX4920(英語・国語強化モデル)もおすすめです。
XD-SX4820より30コンテンツ多い260コンテンツを収録し、リーダーズ英和辞典・リーダーズ・プラスといった翻訳家・英語上級者向けの辞書も追加されています。
| 項目 | スペック |
|---|
| 収録コンテンツ数 | 260コンテンツ |
| 追加収録 | リーダーズ英和・リーダーズ・プラス・TOEIC対策・TOEFL対策 |
| 電源 | 単3形乾電池2本(約130時間駆動) |
| 重量 | 約295g |
| 価格目安 | 3万〜4万円前後(新品) |
| こんな人に | 英語上級者・TOEIC高スコア狙いの方・長期留学者 |
併用がおすすめ!定番辞書アプリ3選
電子辞書をメインに使いながら、スマホアプリをサブとして組み合わせると学習の幅が広がります。以下のアプリはいずれもオフラインモードに対応しているため、Wi-Fi環境に依存せず使えます。
①Weblio英和・和英辞典(無料/有料)
UIがシンプルで使いやすく、日本語UIで直感的に操作できます。無料版でも音声再生が可能で、一つの語句を調べると複数辞書からの例文がまとめて表示されます。
アプリ容量も小さくスマホに優しいのが特徴です。オフラインで使う場合は有料版へのアップグレードが必要となります。
②ウィズダム英和・和英辞典3(有料、約2,000円)
旺文社が提供する高品質の辞書アプリで、ウィズダム英和辞典第4版・ウィズダム和英辞典第3版を収録しています。
完全オフラインで使用可能な点が最大のメリット。文法解説コラムも収録されており、留学中の自習にも役立ちます。他のアプリを使いながら辞書を引ける「辞典Appで検索」機能も便利です。
③英辞郎 on the WEB(有料サブスク)
収録語数100万語以上を誇る業界最大規模の英和辞典アプリ。上級者向けのニュアンスの細かい用例が豊富で、翻訳・ライティングにも使えます。
サブスクリプション形式(月額・年額)のため継続コストはかかりますが、内容の充実度は群を抜いています。
フィリピン留学で電子辞書を使う上での注意点
電子辞書は非常に便利なツールですが、「辞書に頼りすぎない」姿勢を意識することが留学で英語力を伸ばす鍵になります。
フィリピンの語学学校では、授業中に講師やクラスメートの英語から文脈で単語の意味を推測するシチュエーションも多々発生します。
わからない単語が出るたびにすぐ辞書を引く習慣がついてしまうと、文脈から意味を類推する力・英語で英語を理解する力が育ちにくくなります。
特にマンツーマン授業の場面では、「この単語はどういう意味ですか?」と講師に英語で質問し、英語でその単語を理解する習慣をつけることが、英語力の向上にも直結します。
電子辞書は授業後の復習・自習・例文確認のタイミングで最大限に活用し、授業中は辞書を引かずに英語で考える時間を意識的に作りましょう。辞書はあくまで学習を補助するツールです。
まとめ(フィリピン留学に必要な電子辞書)
フィリピン留学では、Wi-Fi環境が不安定な現地でもスムーズに学習できるよう、オフライン対応で高機能な電子辞書の持参がおすすめと言えます。
現地での調達はできないため、事前に準備をしておくようにしましょう。1〜2週間の短期留学では費用を考えると割に合わないかも知れませんが、4週間以上の留学の方は是非検討してみてください。
その他「持ち物は何が必要?」「英語力ゼロでも大丈夫?」など、初めての留学には疑問や不安がつきものかと思います。
セブ島留学バディーでは、現地経験豊富なカウンセラーが、学校選びや費用見積もりはもちろん、リアルな現地事情に関するご相談まですべて無料でお答えします。
この記事を書いた人
| 執筆者 | 田平優貴(セブ島留学バディー代表) |
| 略歴 | 2ヶ月のセブ島留学を経験後、セブ島の語学学校マネージャーとして勤務。業界歴7年目。 セブ島現地に拠点を置くエージェントとして累計1,000名以上の留学相談に対応中。 セブを中心にバギオ・クラークなどフィリピン留学の主要エリアの最新情報の提供に努め、学校選び・留学生活のノウハウを発信しています。 |
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