- フィリピン留学、セブ島留学は1週間からできるって本当?
- 短期留学の場合、英語力はどのくらいあがる?
- 短期留学の注意点とおすすめの学校があれば教えてほしい
夏休みや冬休みなどの休暇を利用して短期のフィリピン留学・セブ島留学をしている方からこんな質問をよく聞きします。
記事を書いている私はセブ島留学を経験し、語学学校の日本人マネージャーとして勤務していました。現在はフィリピン・セブ島にある数多くの語学学校を皆様へご紹介しています。
そこで今回は、以下の内容について解説していきます。
本記事の内容
- 短期(4週間以下)のセブ島留学の学習効果
- 短期留学(4週間以下)でかかる留学費用
- 短期留学の場合の見落としがちな注意点
- 短期留学するならココがおすすめという学校
最後までお読みいただくことで、1〜4週間以下など短い期間での留学を検討されている人にとって具体的なイメージを持っていただけると思います。
前提:本記事でいう短期留学は1〜4週間以下を留学期間として定義させていただきます。
セブ島留学は最短1週間からでも可能
フィリピン留学は最短1週間から可能です。以下のような方々も毎年たくさん留学にチャレンジされています。
- 転職の合間の1〜2週間を利用される社会人
- 夏休み・冬休み・春休みを活用して来られる親子
- まだ自信がなくてまずは1週間のお試しでという大学生
- 観光も組み合わせ2週間で来るシニア層
欧米圏などでは距離の問題などもあり1週間は非現実的です。しかしフィリピンは日本から直行便で約4時間半です。
忙しく、休みが限られている日本人にとっては近く時差も1時間しかないということから欧米留学では諦めがちな1〜2週間などの短期間でも実現させることが容易です。
Yuki
滞在寮・食事もついていることが多いので、自分で別にホテルなどをとる手間も省ける点はハードルが低いと言えます。
セブ島の短期留学における成果と学習効果は?
1週間〜4週間の短期留学が一般的ではある一方で、ここで疑問なのが、果たして1週間など短い期間でも学習効果はあるものなのか?ということです。
英語力アップに対して大きな期待をするのであれば2〜3ヶ月間の留学期間は欲しいというのが正直なところです..
しかし、セブ島留学の目的は人それぞれです。観光と組み合わせたい方や、他の留学生との文化交流、東南アジアという地での経験、体験なども醍醐味の一つです。
1週間・2週間・4週間ごとのそれぞれの短期留学での成果と学習効果をお伝えしていきます。
1週間のセブ島留学の場合
▼セブ島留学で期待できる「1週間」の学習効果
留学がどんなものか、フィリピン人講師とのマンツーマンレッスンがどんなものかを知ることができるレベル。
お試し留学といった感覚です。
自分がどの程度英語を話せて聞くことができるのか、単語力や文法を知っているか、文を組み立てることができるかを認識できるという部分に留まります。
2週間のセブ島留学の場合
▼セブ島留学で期待できる「2週間」の学習効果
具体的な英語力アップの実感はまだ得られない段階と言えます。
毎日朝〜夕方までレッスンに出ることで英語という言葉のシャワーを毎日浴び、予習復習をしっかり行うことで、英語環境に少しだけ慣れ始め、少し聞き取れる内容が増えてきたと感じる人もいるのが2週間という期間です。
まだ単語力が追いつかないが、英語を聞こう・話そうという意識的な癖付けが期待できます。
4週間のセブ島留学の場合
▼セブ島留学で期待できる「4週間」の学習効果
英語を話すことやアウトプットすること、外国人と話すこと自体への恐怖心が若干消えていくフェーズです。
担当のフィリピン講師とも仲良くなり始め、会話をしていくのが楽しいと思える人も増えてくるのが4週間という留学期間です。
学習した内容が積み上がり、表現できる幅が広がり始める段階ですが、その一方で、辛い・あるいは楽しいと思える人の分かれ道とも言える期間です。
セブ島の短期留学でかかる費用は?
ここまでセブ島での短期留学に関する成果や学習効果について解説しました。続いてセブ島留学の短期留学での費用について1週間・2週間・4週間の3パターンで解説していきます。
フィリピン・セブ留学は幾つかの費用項目があります。ここでは、以下の費用について平均的な金額を概算としてまとめていきます。
*授業料は最も一般的なコースの平均価格、滞在費用は1人用の部屋タイプで想定してお伝えしていきます。
留学費用について完全網羅した内容は、【漏れなく解説】セブ島留学にかかる費用|1週間・1ヶ月・2ヶ月の値段の全てを伝えますで解説していますので、合わせてご覧ください。
1週間の留学費用
留学期間1週間の場合のフィリピン・セブ島留学の費用は以下の通りです。
- 入学金:15,000円
- 授業料:48,000円
- 滞在費(3食付き):60,000円
⇒ 合計:123,000円
補足:レッスン数 / レッスン時間
- レッスン数:7コマ/日×5日(月〜金)=35コマ
- 総レッスン時間:35コマ×50分/コマ=約29時間
2週間の留学費用
留学期間2週間の場合のフィリピン・セブ島留学の費用は以下の通りです。
- 入学金:15,000円
- 授業料:78,000円
- 滞在費(3食付き):98,000円
⇒ 合計:191,000円
補足:レッスン数 / レッスン時間
- レッスン数:7コマ/日×10日(月〜金)=70コマ
- 総レッスン時間:70コマ×50分/コマ=約58時間
4週間の留学費用
留学期間4週間の場合のフィリピン・セブ島留学の費用は以下の通りです。
- 入学金:15,000円
- 授業料:120,000円
- 滞在費(3食付き):150,000円
⇒ 合計:285,000円
補足:レッスン数 / レッスン時間
- レッスン数:7コマ/日×20日(月〜金)=140コマ
- 総レッスン時間:140コマ×50分/コマ=約116時間
セブ島の短期留学(1〜2週間)の注意点
ここまでセブ島留学を短期で行う場合の学習効果や費用についてお伝えしました。
1〜2週間程度で留学を検討される方は必ず知っておいて頂きたい注意点をお伝えいたします。ポイントは4つあります。
- 費用が割高になるということ
- 土日・祝日はレッスンがないということ
- 入学初日はレッスンが基本はないということ
- 大きな成長の実感は期待できないということ
費用が割高になる
語学学校の料金設定は1ヶ月(4週間)が基本となっていますが、日本人のような短期留学のニーズに応えるために、語学学校は1週間・2週間・3週間などの料金設定を特別に行っています。
ただ、このような短期の場合は料金がやや割高になります。(4週間の金額の1/4が1週間の金額、2/4が2週間の金額になるわけではありません)
一例としては以下のようなイメージです。
1週間の金額:4週間の金額×40%
2週間の金額:4週間の金額×65%
3週間の金額:4週間の金額×85%
コスパよく留学するのであれば4週間以上の留学期間がおすすめということになります。
土日・祝日はレッスンが休み
フィリピン セブ島留学では土日・フィリピンの祝日は原則レッスンは行われません。
留学期間が1ヶ月以上であれば神経質になる必要はありませんが、1〜2週間の短期留学の期間中に連休の祝日などが被ってしまう場合は、本来のレッスン数の減少のインパクトが強くなります。
とは言え、祝日に無料のグループレッスンを開講してくれる学校もあったりします。留学お申込み前には祝日がいつなのか?を事前に確認するといいでしょう。
入学初日はレッスンがないこともある
入学初日は月曜になりますが、月曜日はレベルチェックテストの実施や学校のルール、留学生活の注意点などを学校スタッフが説明するオリエンテーションが午前中にあります。
また、午後は近隣のショッピングモールや両替所の案内ツアーが組まれることも多いため、入学初日はレッスンがほぼ提供されない可能性も想定しておく必要があります。
1〜2週間の短期留学の場合は、レッスン減少のインパクトが強いと言えます。
成長の実感がしにくい
1週間など短期セブ島留学の成果と学習効果は?で解説した通り、短期のセブ島留学では大きな英語力の成長に関する実感はできないかもしれません。
しかし、日本を出て英語学習をこれから本格化するきっかけを作ったり、現地の文化や人と触れ合い経験を得て視野を広げることは意味があるのではないでしょうか?
実際にセブ島留学をする人の約5割以上が4週間以下の短期です。
学校によっては短期間の方向けに1日のコマ数を多めにしているコースを準備されているところもあります。そのようなコース・カリキュラムを選択することで、少しでも多くの成長を期待できます。
短期留学でおすすめなセブ島の語学学校
最後に1〜2週間など短期留学を検討されている方向けのおすすめの学校をご紹介していきます。
選定基準は、以下の通りです。
- 短期留学者用のプログラム、コースがあるか?
- 1日のコマ数が多めのコースがあるか?
- 門限があり、学習に短期集中できる環境か?
- 休日の課外アクティビティも充実しているか?
あるいは、学習環境が厳しいスパルタ校やセミスパルタ校でしっかりと自分を追い込むというのも方法です。
CPI(シーピーアイ)
セブの中心街にある学校です。CPIはスパルタ校としての位置づけということもありレッスンのコマ数が多めに設定されています。
また、短期留学者向けの専門プログラムが提供されており、最大1日9コマのレッスンを取ることができます。
校内には広いプールがあり、リゾート観光をする時間が取れない短期留生にとっても市内でリゾート気分を味わえるような作りになっています。
人気校で半年前には1人部屋は埋まるほどですので、ご検討の際はお早めをおすすめ致します。
CIA(シーアイエー)
2023年にリゾート地に移転したマンモス校です。CIAもスパルタ校としての位置づけのため、門限があったり義務自習の時間・単語テストの時間が設けられているなど、短期集中で留学をされる方にはおすすめしたい学校です。
移転後間もないため寮・施設の綺麗さはトップレベルです。
プール・売店・自習室・共用スペース・カラオケ・ジムなどが校内に完備されていて、ホテル並みあるいはそれ以上と言えます。
こちらも人気校のため、数ヶ月前の満席は必須ですのでお早めに空席確認をご依頼ください。
SMEAG(エスエムイー)
SMEAGは現在2つのキャンパスがあります。(セブ中心街のCapitalキャンパスとリゾートエリアのEncantキャンパス)
セブにある学校では最大級で、TOEICやIELTSなどの試験対策にも定評があります。
Capitalキャンパスでは小さなお子様連れにも嬉しい託児所・保育園としての機能も持つため、親御様がレッスンを受けている間にお子様をフィリピン人講師に受け渡し、英語環境に触れさせてあげることも可能です。
Encantキャンパスは親子専用に作られたキャンパスでビーチアクセスが良好で、プール・ジム付きです。バーもついているため飲酒も可能という珍しい学校です。
まとめ|セブ島での短期留学
今回はフィリピン留学・セブ島留学を短期で検討されている方に向けて学習効果や費用、注意点について解説しました。
1週間や2週間などは決して悪くなない選択肢ですが、折角行くならもう少し長い期間も検討してみたいとう方は、セブ島留学の「期間」ってどうする?1ヶ月・2ヶ月・3ヶ月の得られる成果と学習効果 も参考にしてください。
また学校選びは今回ご紹介させて頂いたスクール以外にもご要望に合わせてご紹介が可能です。
フィリピン・セブ島に50校以上の中から最適なご提案をさせて頂いていますので、お問合せフォームよりご相談ください。